周平と風太郎
藤沢周平の短編集「玄鳥」を読了
「三月の鮠」以外、お年を召したおじさん達の話が比較的多かったです。
個人的には、隠居した二人のご老体が友の敵を討ちに行く話である「闇討ち」が結構お気に入りです。
情緒あふれる情景描写、リアリティーのある活劇が物語の世界へ引き込んでいく感じです。
なんていうのかな~?
夕焼けが似合い。
醤油の匂いがしそうなお話がいい感じです。
生活感あふれる描写がいいです。
続けて山田風太郎の「魔界転生」を再読しているんですが、これこれはでいいんじゃないかと思うところです。
歴史上で柳生十兵衛と戦うことがなかった凄腕の剣士達を、生き返らせて戦わせるといったコンセプトはかなり面白い。
伝奇アクションものの走りといえる作品です。
チャンバラシーンは周平作品と比べると、リアリティーよりもエンターテイメントを重視しています。ぶっちゃけ「るとうに剣心」と大して変わらないです。
あと、この人の作品に出てくる忍法は魔法です。何でもかんでも忍法とついていますが、魔法です。
今ヤングマガジンで連載している「Y十M(柳生忍法帳)」を描いてる人に、魔界転生を是非漫画化してほしい。
ちなみに、史実の十兵衛さんは隻眼ではなく両目が見えたとか?そんな話を聞いたことがあります。


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