藤沢周平の「秘太刀馬の骨」を読了。
時代小説を書いてるだけあって、殺陣のシーンとかやっぱり上手いと思います。
山田風太郎よりもよっぽどリアリティーがあって上手い。
まあ、風太郎さんの場合はジャパニーズファンタジーだから比べてはいけないのですがw
筆頭家老暗殺に使われた幻の剣技「馬の骨」の使い手を主人公が捜すお話。
ミステリーだけど、この話で地道な捜査とか調査はあまりしません。
主人公の相棒がかなりの直球型で「馬の骨」を伝授されたと思われる人物に、片っ端から真剣勝負挑んでいきます。
まあ、馬鹿なんですが、凄く好感が持てます。愛すべき馬鹿です。
でも結局の所、試合を挑んだ相手は「馬の骨」を伝授されて無いという見解になるんですが最後のエピローグ部分でギョッ!とします。
でも、読み方によっては病が治ってこんなに元気になりました「メデタシ、メデタシ」となるわけです。
故に、最後のエピローグ部分は藤沢周平が仕掛けた読者に対する罠だと思うんだよね?
だって、あの人が犯人じゃ動機がないでしょ?
主人公が気が付かない分けないから、やっぱりあの部分はミステリー用語で言うフェイクだと思うんですが。
以下、「秘太刀馬の骨」を読んだ人のみ分かるネタです。
ズバリ犯人は誰か?
○ピン説です。
北爪兵九郎ではないかと思うんだけど。
明らかにこの人は食わせ者でしょ。
それに一番強かったし。
最後の方で深手を負ったと言いながらも、元気そうに話していた所が臭い。
立場的にも藩主お抱えの暗殺者として申し分ないです。
じぶんは剣一筋だと言いながらも、藩内の事情に詳しいし。
それに、こいつだけでした。勝負したければいつでも来いと言ったのは。
これは、絶対に勝てる自信の現れだったし、本当に余裕だったしね。
銀次郎を軽くあしらう辺り、まだ懐が深そうだからね。
こんな若造に秘太刀を使うまでもないって感じでしょ。
それに「馬の骨」は馬の骨をも絶つ剛剣。
非力な人では無理です。
こいつだけ他の剣士と比べて異色だったからね。
最初は藤蔵かと思ったけど。実は主人公は顔を見てなく推理で言ってるわけだし。
あの嘘臭そうな怪我が臭すぎます。
よって、北爪兵九郎ではないかと思うのですがどうでしょう?
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